感情ちゃんと理性くん:非モテ女子の場合
こんちこんばんわ、お花摘み里子です。
恋に恋する乙女少女マンガ脳、”感情ちゃん”
無気力リアリスティック、”理性くん”
2-3年前くらいからでしょうか。
恋愛問題に対する時、私の頭の中には明確にこの2名がそれぞれ別のブレインとして存在するようになってきました。
感情ちゃんは妄想家で暴走しがちのぶっ飛び少女です。
タイプの人が目の前に現れるとその数週間後には
「私はカレに出会う為にうまれてきたんだ!死ぬまでカレの全てを愛し抜くんだ!」
と、仮にその間相手とのコミュニケーションが限りなく0に近かろうが、きっぱりと断言できるほどに妄信的で一直線な性格をしています。
一方理性くんはデータを好みます。
相手との間に起こった全ての事象、やりとりの数、相手から話題を振ってきたのは何回で、こちら発信との比率は何対何か。
LINEの返信にかかった時間は?その時間帯はいつで相手は何をしていたのか。
そこから生まれる仮説は何か。
目標を決める”感情ちゃん”と、その目標に対し、データに基づき分析する"理性くん"
ここまでは目標達成にとても良い組み合わせといえます。
厄介なのは、"感情ちゃんの立てた目標は絶対であるということ"。
理性くんの与えてくれるデータがいくら厳しいものでも、感情ちゃんはなかなか目標を変えることができません。
今月どんなに赤字が発生していようが、来月は10億の利益を得るんです。何の根拠もなくとも、なんか出来るような気がするんです。
言わば感情ちゃんは頭の悪いワンマン社長であり、普段はどんなに従業員にいい顔して、「私達はみんなで一つ☆」的なことを言っていても、いざという時には有能な従業員に背を向け、
あげくの果てに占い師を呼び寄せて、自分の妄信を肯定する存在に鞍替えをします。
ただ、その状況に対し理性くんも黙ってはおらず、
社長が暴走してしまった時には、出社拒否のストライキを起こします。
自宅に引きこもり、ネットで延々悪評をばらまきます。その内色々なサイトを荒しまくります。
そうなるともはや理性くんは理性でもなんでもなく、こちらも暴走したネガティブモンスターとなってしまいます。
素敵な人が目の前に現れた時、だいたい私の頭の中はこんな感じです。
この2人にきっと必要なのは
『経験に即した状況判断と的確な軌道修正』
であると思うのですが、いかんせん経験の無い私には彼らを正しい道へ導く力に欠けてしまうのです。
今の私に出来ることは、とりあえず2人を炎上させるだけさせておいての静観です。
幸いにも2人ともブレインでしかありません。
最終的な行動を起こすのは私であり、大人になった私は2人が危険なことを知っています。
結果、何もしない、ということになってしまうのです。
何もしないから進展はない、けれど心の中は戦争の跡でズタボロ、と、
2人もブレインをつけてるのに散々な結末ですね。
せめてどちらかに行動も支配されてしまえば面白いんじゃないかと思います。
きっと完全無勝の肉食女子か、かなり危険なヤンデレのどちらかが生まれることでしょう。
……嫌だなぁ。
とりあえずいつか彼らと共に手をとり、目標達成のおいしいお酒を飲めるといいなぁと思います。